- 法人名
- 株式会社志縁
- 評価期間
- 2025年3月14日から2025年4月28日
- 評価詳細
- 事業者の理念・方針、期待する職員像
- 事業者が特に力を入れている取り組み
- サービス分析結果
- 利用者保護
- 利用者調査結果
特に良いと思う点
- 高度な支援力と管理によりる総合的なケースワークと安定した生活が実現しています
- 重度障がい者の受け入れがなされており、衣食住から始まり、高度な支援力と管理により成り立っています。利用者の日中活動・健康・将来を考慮した支援を実現するため、法人内において訪問看護、生活介護の事業を開始しており、利用者をよく知る支援者による総合的なケースワークと安定した生活が実現しています。
- 目標や支援方針を共有し、一つのチームとして意思統一を図りながら対応にあたっています
- 個別支援計画の目標や支援方針の設定にあたっては、利用者本人の能力を少しでも生活の中で活かせる・穏やかな生活が実現することを意識しており、利用者の能力の発揮に対して成果を確認しています。職員は自身が感じ取った変化を共有し、一つのチームとして意思統一を図りながら対応にあたっています。管理職により遠隔においても指導できる環境が整備されており、方針にのっとった援助が展開されるよう管理にあたっています。
- 医療機関との連携のもとサポートと生活支援にあたっています
- 基礎的健康管理にて体調を把握し、適切な服薬、日中活動事業所との連携、食事管理など健康と衛生に配慮した生活となるよう取り組んでいます。往診・訪問看護による健康管理体制が敷かれており、職員による主観的な見解に頼らず、医療機関や看護師による判断・指示のもとサポートと生活支援にあたっています。
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さらに改善が望まれる点
- 課題を抽出しており、利用者の自立を損なわない支援を目標としています
- 職員の採用・育成・指導においては重度障がい者を尊重した支援を念頭に進めており、安全と利用者の意思の尊重とのバランスを図ることができるよう検討と研鑽に努めています。利用者との適切な距離感・感情移入などの課題を抽出しており、利用者の自立を損なわない支援を目標としています。
- イベント参加や地域連携会議の開催等の検討により地域密着の推進を予定しています
- 日中支援活動は利用者の習慣や意向をもとに選択されており、活動先の地域とも連携して生活をみまもることができるよう取り組んでいます。今後は、利用者の状況を見ながらイベントやお祭りへの参加なども検討対象としており、あわせて義務化された地域連携会議の開催にあたっても参加者の選定や議題など、考察を予定しています。
- 食料品・仮設トイレ等々備蓄品・備品を充実させていく意向としています
- 災害・感染症・事故防止等の各種マニュアルの整備、避難訓練の実施を通してリスクへの対応を図っています。近隣行政区に法人内施設があるものの、本事業所の利用者の状態や避難場所の状況を考慮し、さらに食料品・仮設トイレ等々備蓄品・備品を充実させていく意向としています。